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2024.03.09

偉人有名人のお墓紹介~鴨長明

日本三大随筆の一つ、「方丈記」の作者として有名な鴨長明(かものちょうめい)のお墓が恵那市岩村町にあります。

鴨長明は下鴨神社の禰宜(ねぎ・神主の下の役)の次男として生まれました。長明自身も神職として出世することを望みましたが、周囲の反対に遭って叶いませんでした。失意の長明は出家をして各地を転々としました。

晩年、長明は京都郊外の日野山で一丈四方=方丈(一丈=約3メートル)の庵で隠居し、当時の世間を観察し、記録しました。それが代表作である「方丈記」です。

長明は琴や琵琶の名手とも言われています。伝承になりますが、長明は鎌倉において秘曲を人前で演奏してしまったので咎められてしまいました。

そんな長明をかくまったのが遠山荘(現在の恵那市・中津川市)を領地とした加藤景廉(かげかど)でした。長明は半年間遠山荘でかくまわれた後に亡くなったと言われています。

現在のお墓は江戸後期に岩村藩士が建立したと言われています。

所在地:恵那市岩村町