片岡高房は赤穂浪士の一人です。

尾張徳川家の家臣・熊井重次の長男として生まれました。

しかし彼の母は側室で、後に正室に男児が生まれたので、親戚の赤穂藩士・片岡六左衛門の養子になりました。

赤穂藩主の浅野内匠頭とは同年ということもあって、非常に親しい関係で、家禄も多く与えられました。

淺野内匠頭は吉良上野介に切りかかった罪で切腹をしますが、切腹をする際、高房が最期に内匠頭にお目通しをしたことはドラマでもよく描かれます。

高房は内匠頭の遺骸を泉岳寺へ葬り、吉良への仇討ちを誓いました。

その後、赤穂浪士たちは吉良上野介への仇討ちを果たし、その首を泉岳寺の淺野内匠頭の墓前に供えて仇討ちの報告をしました。

高房ら赤穂浪士は幕府の命令により切腹をして、遺骸は淺野内匠頭と同じ泉岳寺に葬られました。

そして高房の遺髪は地元名古屋で熊井家の菩提寺の乾徳寺に納められました。

所在地：名古屋平和公園 乾徳寺墓地