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2021.04.21

地域による納骨の違い

多治見市周辺の納骨方法

弊社がある岐阜県多治見市周辺では納骨するときに骨壺のまま納めずにさらしの袋に入れ替えて納めます。
納骨の方法など普段考えることもありませんので、多くのお客様はそのことを知らずにビックリされることが多々あります。
それではどうしてわざわざ骨壺からさらしの袋に入れ替えるのでしょうか?それにはちゃんとした理由があります。

骨壺からさらしの袋へ入れ替える理由

今では亡くなった後に火葬をするのが当たり前になっていますが、その前は土葬が一般的に行われていました。
土葬をすると徐々に遺体は土へ還っていき、最後はお骨まで自然へ還っていきます。
遺体が土に還るというのは昔の人にとっては当たり前のことで、お隣の中国でも「人土為安」といって、「人は亡くなって土に還ることで安息できる」と考えられていました。

仮に骨壺のまま納骨すると、骨壺は土に還りませんので当然お骨はそのまま残り続けます。
一方、さらしの袋に入れると袋は徐々に風化していきます。
そしてお骨も直接土に触れることで土葬と同様に徐々に土へ還ることができると考えられていました。
(化学的なことを申し上げると実は土葬に比べて火葬をしたお骨は土へ還りにくいです。ただあくまでも昔の人がお骨を土に還してあげることを望んで行ったことには変わりはありません)

したがってこの地域では納骨のスペースの底側はコンクリートがむき出しになっていません。
あくまでも「お骨が自然に還るように」と土や川砂が敷いてあります。

地域によって異なる納骨方法

ただ納骨の方法は地域によって異なります。
地域によっては骨壺のまま納骨をします。

例えば関東の方では骨壺のまま納骨をします。
また関東地域では全てのお骨を拾って骨壺に納めますので、骨壺のサイズがこの地域と比べて大きいです。(多治見市周辺では全てのお骨は拾わずに一部のみ収骨します)
それでいて骨壺のままお墓に納めますので、納骨をするスペースがとても大きくなっているのです。

地域によるお墓の違い

納骨1つを取っても地域によって方法が異なるのです。
実はお墓の形も全国では大きく異なるのですのが、その原因の1つが納骨の方法が違うのが挙げられます。

納骨をする機会は人生でそんなに多くは無いと思いますが、それを深掘りして、「どうしてそのようにやるのだろう?」と考えると、ちゃんと理由があるものなのです。

石材店として供養において皆様が知らなかった情報をこれからも届けていきたいと思います!