お墓ブログ
お墓についてのお悩み解決します!
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2021.07.24
生前にお墓を建立する選択
お墓というと残された人が故人の為に建立する場合がほとんどです。
一方で生前に自分のお墓を準備する人も一定数います。そのように生前に建立するお墓のことを寿陵(じゅりょう)と言います。
生前墓は昔からあり、古くは聖徳太子も生前に自分のお墓を準備したと言われています。
「寿陵」とはもともと中国から生まれた言葉です。言葉の通り、寿陵を建立することはとても縁起のいいことと言われています。
特に「長寿」「子孫繁栄」「家内円満」を招くと言われています。
「寿陵」と「幸福」の関連性を調査したアンケートがあります。
全国石製品協同組合が2018年に行ったアンケートでは「生前にお墓を建てた」という方の幸福度が「お墓を建てたことがない」「お骨があってお墓を建てた」という方より高いという結果が出ました。
一概に「お墓を建てたから幸せになった」とは断定できませんが、アンケートの結果を見ると「寿陵」と「幸福」には少なからず関係性があることがわかります。
生前にお墓を準備するのにはいくつかのメリットがあります。
①自分の気に入ったお墓を建てることができる
自分が生きているうちに建てるお墓なので、家族ともご相談をすることができ、自分の希望通りのお墓を建てることができます。
②相続税の対策になる
お墓は祭祀財産ですので、承継するときに税金がかかりません。相続税が心配な方は相続税対策として寿陵を検討するのもいいかもしれません。
寿陵を建てる際には注意しないといけない点もあります。
①お骨が無いと契約ができない墓地もある
多治見市の市営霊園ではお骨がある方が抽選の対象です。寿陵の建立が難しい墓地もあります。
②墓地の管理費を納めないといけない
墓地を生前に契約することで、管理費はその分だけ長い期間支払わないといけません。
弊社のお客様でも多くの方が寿陵を建立されます。
「自分の希望のお墓を建立したい」や「子どもにお墓を建てる負担をかけたくない」など理由はさまざまです。
ただ、いずれにしても将来お墓の管理をするのは息子さんや娘さんになります。
自分だけで決めずにご家族にしっかりとお話をした上で建てていただきたいです。
そして可能な限りお墓づくりに息子さんや娘さんを巻き込んでください。そうすると将来必ず息子さんや娘さんは責任を持ってお墓を大切にしてくださります。