岐阜県多治見市、土岐市、可児市、愛知県瀬戸市のお墓

お墓ブログ

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石の丁場見学ー万成石

大島石の丁場見学に続き万成石の丁場見学にも行ってきました。 万成石は岡山県岡山市(矢坂)で採掘されていて、丁場は岡山駅から車で15分ほどの場所にあります。 「桜御影」とも呼ばれ、淡紅色の華やいだ風合いは、美しく品格があり高級感を生み出します。 本格的に採掘が始まったのは明治21年ごろと言われ、平成の初め頃には9つの会社が石を採っていましたが、現在は1社のみとなっています。 万成石は玉石状になっているため、大島石のようにバーナーで切り出す作業が無いのも特徴です。 丈夫で風化にも強く、石原裕次郎や吉田茂、高村光太郎といった著名人のお墓や、銀座和光をはじめとする有名建築物に使用され、彫刻家のイサム・ノグチが愛した石としても知られています。 優しい色合いのため和型・洋型問わずどんな石碑にも合います。 お見積りに1つ加えてみてはいかがでしょうか。

石の丁場見学ー大島石②

先週に続き大島石の丁場見学の様子です。 大島石は島の中で複数の採石業者が自分たちの区域内の採石を行っています。 山の上部から下へ向かって掘り進めていきますが、2番目に訪れた丁場はかなり深く掘られていました。 底部分では音が反響し、上からの声は全く聞こえません。 横の線が見える1段が約5メートルあり、ゴンドラまで約60メートル、山の上部まではさらに高さがあります。 現在の深さで1段掘り進むのに3年ほどかかるそうです。 切り出した石はゴンドラを使って運び出されますが、筋が入っていたり傷のあるものは除外されるため実際にお墓として使える石は良くて3~5%程度なんだとか。 残りは建築用になったり、埋め立て用になったりします。 今回の丁場見学で国産の石がなぜ高価なのかを感じることができました。 そしてそれぞれの石屋さんが誇りをもって仕事をされていることも刺激になりました。 自分たちも国産墓石の魅力を発信していきたいと思います。  

石の丁場見学ー大島石①

取引先の担当者の方の案内で大島石の丁場見学に行ってきました。 大島石は瀬戸内海のしまなみ海道が通る愛媛県の大島で採掘されています。 藤堂高虎が今治城を築く際に大島石を用いたとされ、その後技術の発展とともに墓石にも使用されるようになりました。 現在西日本を中心に国産墓石材の中で最も多く利用されています。 人気の理由として品質はもちろんのこと、美しく青みがかった様子は別名「石の貴婦人」と呼ばれます。 司馬遼太郎や正岡子規のお墓に使われている以外にもこれまで赤坂離宮や愛媛県庁舎、大阪心斎橋、京都四条大橋・七条大橋、出雲大社、道後温泉などに使われています。 そんな大島石の丁場は他の国産石の丁場よりも過酷な場所が多く、石を積んだダンプが通るなんて考えられないような道ばかりでした。 2000度になるバーナーを使って石を切り出すのも大変な作業です。 写真では伝わりにくいですが、丁場の大きさにも圧倒されました。ぜひ多くの方に知っていただけたらと思います。

地元の銘石紹介~君が塔

土岐市曽木町のかつての中馬街道沿いに「君が塔」と呼ばれる五輪塔がひっそりと立っています。 この五輪塔はお君と呼ばれる遊女のお墓と言われています。 鎌倉時代、曽木では温泉が湧出しており、湯屋も各所に設けられました。 そこにお君と言う遊女が来たことで、湯屋は更に繁盛したと言います。 ある日一人の武士が曽木に寄り、お君と一夜の契りを結びました。 しかし、その後になって二人は親子の間柄であることが分かりました。 お君はそのことを知ってショックを受けて自殺をしてしまいました。 父である武士がお君の霊を祀る為に建てたのがこの五輪塔と言われています。 その後、武士も自分を責めて自殺をしてしまいます。 今の五輪塔は昭和6年にお君の霊を慰めるために住民たちによって現在の場所に移されました。

展示場に2つのツバメの巣

今年も石玉石材の展示場でツバメが子育てをしています。 同じツバメかはわかりませんが毎年同じ場所へきちんと戻ってくるのは凄いですね。 前の巣が無くなっていても必ず同じ場所へ巣を作ります。 石玉石材を気に入ってくれたならうれしいです。 そして今年は新たに国道側の面にも巣を作っています。 全てのひなが無事に育って羽ばたいていってくれることを期待しながら見守りたいと思います。

偉人有名人のお墓紹介~下田歌子

下田歌子は明治・大正期に活躍した教育者です。 歌子は恵那市岩村町の藩士の子として生まれましたが、祖父と父が東京に招聘をされたのに続いて、明治4年に歌子も上京しました。 その後は、女官に抜擢されて宮廷で和歌を教えたり、華族女学校の教授として迎えられて学監を務めるなどしました。 それらの功績が認められて、歌子は時代に順応した皇女を教育するために欧米教育視察を拝命しました。 欧米視察を通して、歌子は女子教育の重要性を痛感し、「日本が一流の大国になるには女子教育が必要」と思うようになりました。 帰国後は「帝国婦人協会」や「実践女学校(実践女子大学)」の設立をして、その後も数多くの女学校設立に携わり、生涯を女子教育の向上に尽くしました。 下田歌子のお墓は東京都の護国寺にありますが、故郷の岩村にも分骨されて、夫の下田猛雄のお墓と並んでいます。

防草工事ー多治見市市之倉町

多治見市市之倉町の墓地で防草工事を行いました。 お盆に向けてお参りが楽になるように今回もストーンレジンを使った工事でした。 ストーンレジンの良いところは砂利を樹脂で固めるため表面を掃き掃除できるところです。 草も生えにくくなりますし、上から落ちてくる葉っぱの掃除が簡単になります。 今回はお墓のお掃除と踏石のクリーニングも合わせて行いました。 晴れた時でないと作業ができないため梅雨時はタイミングが難しいですが無事完了することができました。 きれいになったお墓でお参りができるといい気分になりますね。

東京農業大学 横井時敬先生・榎本武揚先生ブロンズ像 台座石工事

この度、ご縁をいただいて東京農業大学の厚木キャンパスとオホーツクキャンパスで石工事をしました。 東京農業大学の創始者である横井時敬先生と榎本武揚先生のブロンズ像の台座石工事です。 神奈川県と北海道での石工事ということで普段はできない経験をさせていただいて本当に感謝しています。 ブロンズ像があることで学生が先人に感謝し、自分の夢に向かって一生懸命頑張ってもらえると嬉しいです。

現場の味方①チェーンブロック

墓地の中には通路が狭いなどの理由で機械が入れない場所が多くあります。 そうした場所でお墓を建てる場合の強い味方がチェーンブロックです。 お墓の石はいくつかのパーツに分かれていますが、台石は大きく重いため手で持ち上げるのは非常に大変です。 サイズや石種にもよりますが200㎏を超える場合もあるため、チェーンブロックを使うと安全に作業を進めることができます。 三脚にフックをかけチェーンを引っ張ることで荷物を上げ下げできます。 お客様の大事なお墓をきれいに仕上げるため現場では様々な道具が活躍しています。