岐阜県多治見市、土岐市、可児市、愛知県瀬戸市のお墓

お墓ブログ

お墓についてのお悩み解決します!

地元の銘石紹介~俳諧に関する碑

江戸時代、久々利や岩村、大垣の地域では盛んに学問を取り入れて文教振興に力を入れていました。 一方で多治見は下街道は通っていますが、山間の農村だったので学問や文芸が盛んではありませんでした。 そのため俳諧も盛んではなく、明治の後期になってやっと俳句を独立して学ぶ人が生まれて句会が催されるようになりました。 もともと多治見では俳句よりも「狂俳」と呼ばれる五七調の俳諧の方が広く行われており、特に高田地域では盛んだったと言われています。 ただ市内の順徳寺には、松尾芭蕉が高野山に参詣した時の句、 父母の 志起りに恋し 雉子の声 が書かれた句碑があり、そこには「文化十年(1813)」と書かれています。 このことからこの当時でも当地域には松尾芭蕉風の俳諧をたしなむ人たちがいたことが分かります。(多治見市史 通史編) 写真1枚目:順徳寺にある松尾芭蕉句碑 写真2枚目:平野公園にある芭蕉翁碑

文字は心

先日石玉石材で戒名の彫刻をさせていただいたお客様より「優しい文字」だとお喜びの声をいただきました。 以前までは他の石屋さんでお世話になっていたそうですが、辞めてしまわれたため連絡できず、ご親戚の方のご紹介でご依頼いただきました。 石玉石材の文字は書家の先生に書いていただいたものとなっていて、彫刻した際きれいに見えるようにこだわっています。 ご希望の書体やご自身で書かれたものも彫刻できますのでお気軽にお問い合わせください。 想いのこもった文字、お子さんやお孫さんが書いた文字、どれも素敵だと思います。 大切なお墓ですから文字にもこだわってみてはいかがでしょうか?

夏季休業のお知らせ

有限会社 石玉石材では 8月13日(火)~8月16日(金) まで休業させていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。

令和6年度多治見市営霊園使用者募集

8月5日より多治見市の市営墓地の使用者募集が始まりました。 申し込みができるのは市内在住で遺骨をお持ちの方です。生前申し込みはできません(既存のお墓からの移転も不可)。 今年は平和霊園(脇之島町)が31区画、北市場霊園(金岡町)が15区画、森下霊園(笠原町)が7区画の計53区画となっています。 これは例年の5倍程度の数の募集となっており、これまで抽選で外れてしまった方や応募するか悩んでいた方には良い機会ではないでしょうか。 数は多いですがお参りしやすい場所は人気になりますので、事前に見学してから応募することをお勧めします。 石玉石材では霊園案内も対応しますのでお気軽にお問い合わせください。 (写真のお墓は昨年石玉石材が市営霊園で建立したものです)

ハスの花が咲いていました!

本日、多治見市の清昌寺さんにお邪魔したところ、ハスの花が綺麗に咲いていました! ハスの花は昔から清聖の象徴とされており、仏教でもとても大切にされている花です。 私自身ハスの花を生で見るのは初めてのことです。 テンションが上がってしまいました。

想いを込めたお墓づくりコンテスト 特別賞受賞

弊社で建立させていただいた墓石が第30回想いを込めたお墓づくりコンテストで特別賞を受賞しました。 このコンテストは、全国優良石材店の会が主催するもので今年で30回目となります。 下記がお客様がこのお墓に込めた想いです。 夫は癌と診断されてから5ヶ月も経たず、77歳で旅立ちました。 夫とはその5ヶ月間いろいろな話はしましたが、生前一度もお墓の話をしたことはありませんでした。 私は、夫が亡くなってもその実感がなかなかなく、ある日夫のいた部屋に入った時、ふっと夫は今宇宙旅行に行っているんだ、そうだ宇宙旅行に長期出張中なんだと思えたのです。 そして、夫は宇宙旅行に行っているんだから、帰ってきたら私と一緒に入るお墓を終の棲家として作りたいと突然思い立ちました。夫が亡くなり頑張らなくてはと思っても、心が沈んて前向きになれない私の心に、その時一筋の希望の灯が見えた気がしました。 そして、どんなデザインにしようかと考えるのは楽しく、思い浮かんだのが、弁護士バッジを模したデザインのお墓でした。 私が弁護士になれたのも、今まで弁護士の仕事を全うできたのも、夫のおかげです。結婚してすぐ夫は私に何か勉強でもしたらと勧めてくれ、私は偶然新聞で目にした大学法学部の通信教育を始め、やがて夫の後押しもあり司法試験を目指すようになりました。 そして10年後の43歳で司法試験に合格し、2年の修習後いきなり自宅で独立しました。 当初は事務所の部屋もなく事務員もいない法律事務所でしたが、夫が55歳で会社を早期退職して私を手伝って助けてくれるようになり、それからは本当に夫婦で助け合って弁護士の仕事をやってくることができました。 夫なくしてこれまでの弁護士の仕事はできませんでした。ですから、弁護士バッジは夫と私の2人を象徴するものだとの思いから、私と夫が入る終の棲家のお墓は弁護士バッジに似たデザインが一番ふさわしいと決めました。 弁護士バッジはひまわりの中に天秤がついています。私は2つの天秤の当事者を公平に調整するのは愛だと常日頃考えていましたので、弁護士バッジにはありませんが天秤の真ん中には「愛」という文字を入れました。 そしてそれは、私と夫も愛でお互いを支え合ってきたことも表すことが出来、最も私と夫のお墓に入れる文字としてふさわしいと。 お墓でお参りする際、年を取るとしゃがむのが苦痛になります。そこで、お墓の前に2つの勾玉形の椅子を作り座れるように工夫したのですが、この椅子に座るとちょうど目線がお墓と同じ高さになり、先日お参りしてくれた友人と椅子に座って話をしていたら、 「まるでご主人と3人で話をしているような気になるね」と言われ、本当にそうだなと実感しました。 草取りやお花の管理の心配もしなくていいようにしたお墓なので、高齢になってからの私にも、遠方にいる子供らにも管理しやすいお墓になりました。 このお墓づくりを通じて、夫が亡くなって辛く悲しい沈んだ心を少しづつ癒すこともできました。 そして、これからはあの椅子に座って夫と話をしに行こうかなという前向きな気持ちにもなれるようになりました。 お墓を作って、本当によかったとお参りのたびに感謝の気持ちで一杯です。 お父さんへ 宇宙旅行はいかがですか?お寺でもらってくる塔婆は、宇宙のあちこちへ行くためのパスポートなんだそうですよ(お寺のおくりさまの話)。 私と2人だけで入るお墓気に入ってくれましたか? 隣にはあなたが可愛がってた犬2匹と猫1匹の写真と、名前の入った石碑もありますよ。多分これが一番気に入ったのでは? まだまだ私は宇宙旅行をご一緒できませんが、そのうち私も宇宙に行ったらしっかり案内してくださいね。そして、一緒にこのお墓で過ごしましょう。

石の丁場見学ー万成石

大島石の丁場見学に続き万成石の丁場見学にも行ってきました。 万成石は岡山県岡山市(矢坂)で採掘されていて、丁場は岡山駅から車で15分ほどの場所にあります。 「桜御影」とも呼ばれ、淡紅色の華やいだ風合いは、美しく品格があり高級感を生み出します。 本格的に採掘が始まったのは明治21年ごろと言われ、平成の初め頃には9つの会社が石を採っていましたが、現在は1社のみとなっています。 万成石は玉石状になっているため、大島石のようにバーナーで切り出す作業が無いのも特徴です。 丈夫で風化にも強く、石原裕次郎や吉田茂、高村光太郎といった著名人のお墓や、銀座和光をはじめとする有名建築物に使用され、彫刻家のイサム・ノグチが愛した石としても知られています。 優しい色合いのため和型・洋型問わずどんな石碑にも合います。 お見積りに1つ加えてみてはいかがでしょうか。

石の丁場見学ー大島石②

先週に続き大島石の丁場見学の様子です。 大島石は島の中で複数の採石業者が自分たちの区域内の採石を行っています。 山の上部から下へ向かって掘り進めていきますが、2番目に訪れた丁場はかなり深く掘られていました。 底部分では音が反響し、上からの声は全く聞こえません。 横の線が見える1段が約5メートルあり、ゴンドラまで約60メートル、山の上部まではさらに高さがあります。 現在の深さで1段掘り進むのに3年ほどかかるそうです。 切り出した石はゴンドラを使って運び出されますが、筋が入っていたり傷のあるものは除外されるため実際にお墓として使える石は良くて3~5%程度なんだとか。 残りは建築用になったり、埋め立て用になったりします。 今回の丁場見学で国産の石がなぜ高価なのかを感じることができました。 そしてそれぞれの石屋さんが誇りをもって仕事をされていることも刺激になりました。 自分たちも国産墓石の魅力を発信していきたいと思います。  

石の丁場見学ー大島石①

取引先の担当者の方の案内で大島石の丁場見学に行ってきました。 大島石は瀬戸内海のしまなみ海道が通る愛媛県の大島で採掘されています。 藤堂高虎が今治城を築く際に大島石を用いたとされ、その後技術の発展とともに墓石にも使用されるようになりました。 現在西日本を中心に国産墓石材の中で最も多く利用されています。 人気の理由として品質はもちろんのこと、美しく青みがかった様子は別名「石の貴婦人」と呼ばれます。 司馬遼太郎や正岡子規のお墓に使われている以外にもこれまで赤坂離宮や愛媛県庁舎、大阪心斎橋、京都四条大橋・七条大橋、出雲大社、道後温泉などに使われています。 そんな大島石の丁場は他の国産石の丁場よりも過酷な場所が多く、石を積んだダンプが通るなんて考えられないような道ばかりでした。 2000度になるバーナーを使って石を切り出すのも大変な作業です。 写真では伝わりにくいですが、丁場の大きさにも圧倒されました。ぜひ多くの方に知っていただけたらと思います。