先月千葉大学構内でブロンズ像の台座石据付工事を行いました。そしてその完成式典が8日㈰にひらかれました。
ブロンズ像の製作者は廣川政和さんで作品のタイトルは「流れる雲」です。廣川さんはこれまで石玉石材がお世話になってきた神戸峰男先生が役員を務める日展の会員で、日本彫刻会の運営委員も務めておられます。今回の作品は千葉大学教育学部創立150周年記念事業としてOBでもある廣川さんが製作されることとなりました。(上の写真の左側一番手前が廣川さん)
中央の円柱状の台座石は直径1.5m、高さ0.6m、重さ3トン弱の錆石です。多治見から千葉まで6時間半かけて運搬し25トンクレーン車で吊り上げて設置しました(樹を伐採することができないため大型のクレーンを使用することになりました)。周囲の石も同じ錆石を使用していますがビシャン仕上げとなっています。
工事は往復も含めて2泊3日で行いました。天候も心配されましたが作業中は雨が降ることはほぼなく、無事に予定通り作業を進めることができました。
遠方にもかかわらず石玉石材を選んでいただいてとても光栄でした。できあがりにもご満足いただけてまた一つ思い出に残る仕事となりました。今後も一つ一つの仕事を丁寧にこなしていきたいと思います。