達磨霊園にて墓石の建立工事を行いました。
今回のお墓はいわゆる生前墓でした。お施主様のご両親が90才を超えたため元気なうちにお墓を見せてあげたいという事での建立となりました。
お墓びらきの際のお二人はとてもシャキッとされていてとても90才を過ぎているようには見えませんでした。
石はグリーンが鮮やかなインドのSRGの細目を使用しています。
石字体の色が濃いため彫刻部分に色を入れなくてもはっきりと文字や図柄が浮き上がります。
文字は通常指定がない場合石玉石材では楷書体で彫刻しますが、今回は隷書体でとのリクエストがあったため隷書体での彫刻となりました。
また通常は中央の水鉢部分に家紋を、そして左右の花筒には菊やユリなどの花柄を彫刻することが多いのですが、花筒には彫刻をしませんでした。
出来上がりはシンプルになりましたが、ハスの花を彫るか、○○家と彫るか、それとも家紋を彫るか、それぞれの彫刻場所など様々検討した結果ですので仕上がりにはご満足いただけたようでした。
同じ石や同じデザインのお墓でも想いはやはりオンリーワンなんだと改めて実感しました。